Aputure AL-MC レビュー / 最強の小型RGB LEDライト!アプリで色を自由自在に変更可能。マグネットでどこでも設置できるなど多機能

最近カメラで物撮りをする機会も多くなってきて、ちょっと撮影用に照明が欲しいと考えていました。本来であればライトスタンドと大きなLED照明などを用意するべきなのでしょうが、あまり部屋が広くないこともあり、小さめの照明って何か無いのかな?と探していた所『Aputure AL-MC』という小型のLEDライトを見つけました。

こちらの製品はYoutubeでも活躍しているカメラマンが絶賛していたことに加え、他のレビューを見ても評価が高かった事が後押しし、購入しました。

実際に使ってみると、かなり高機能だったので使ってみた様子をレビューします。

Aputure AL-MCのパッケージと付属品

それでは購入した『Aputure AL-MC』のパッケージと付属品を見ていきます。

パッケージ

シンプルだけどカッコいいパッケージ。どことなくApple製品の様なデザインです。

ゴチャゴチャしたものよりシンプルな方がデザイン的にもオシャレですし、高級感があるので個人的にはかなり好みです。

付属品

付属品は『Aputure AL-MC』本体以外に、

  • USB-A to Cケーブル(1m)
  • シリコンラバーディフューザー
  • キャリングケース
  • 3Mマジックテープ2枚
  • 英語マニュアル

が付属していました。

付属しているUSBケーブルは、USB-A to Cのケーブルです。ケーブル長さは1mとなっており、ケーブル本体は布巻きケーブルなので耐久性が高く、断線の心配が少なさそうです。

Aputure AL-MCのスペック

色温度3200K-6500K
調光0-100%ステップレス調光
CRI96+
TLCI97+
距離/明るさ0.3m/1100lux
0.5m/400lux
1m/100lux
バッテリーリチウムポリマーバッテリー(3.7V 2600mAh)
連続使用時間最大輝度/約2時間
最小輝度/約15時間
バッテリー充電時間USB PD/約1.5時間
USB DC(5V/2A)/約2時間

『Aputure AL-MC』のスペックは上記の通り。「CRI」とは演色評価数の事で、この数値が高いほど自然光での見え方に近くなり、この製品の「96+」という数字はかなり良いみたいです。

「TLCI」とは、光度と照度の測定に関する新たな測定基準値で、テレビや写真撮影の現場で使用されているもののようです。こちらも数値が高いほど良いとされており、85以上が高品質と言われているので、この製品の「97+」はかなり優れていると言って良いのではないでしょうか。

Aputure AL-MCの本体デザイン

それでは『Aputure AL-MC』本体のデザインや機能を見ていきます。

真上から『Aputure AL-MC』を見た様子。うっすらとLEDが透けて見えるのが分かります。

本体側面には、電源ON/OFF切り替えボタンと、操作ダイヤル、USB-Cの充電ポートがあります。

操作ダイヤルは回すだけでなく、長押しするとメニュー画面が表示されるなど、この操作ダイヤル一つで様々な機能の切り替えや調整が行えます。

反対側には、本体を冷却するためのスリットが開いています。

本体底面には、三脚が取り付けられるようにネジ穴が開いています。

本体裏面です。左右には磁石が埋め込まれており、金属などに取り付けて使うことができます。磁石は結構強力で、付けてしまえば自然に落ちてくるという事はありません。

本体の大きさと重量

『Aputure AL-MC』の本体サイズは、幅9.3cm×奥行き6.1cm×高さ1.5cmとかなりコンパクト。クレジットカードなどと同じくらいのサイズ感で、手元にあったiPhone8と比較してみても一目瞭然で小さいのが分かります。

本体重量は実測で126.9g。持った感じとしても軽く、どこにでも持ち運んで使うことが出来ます。

Aputure AL-MCを実際に使ってみる

それでは、実際に『Aputure AL-MC』を使って、動作などを確かめていきます。

まずは充電。自宅に届いた直後はバッテリー残量が0だったので、USB-Cポートで充電します。こういった小型のLEDライトやガジェットなどは、まだまだマイクロUSBを採用している製品が多いですが、『Aputure AL-MC』はUSB-Cを採用しているので、ポイントが高いです。

「USB PD」に対応しており、USB PD対応の急速充電器を使えば、約1.5時間で満充電になるとの事です。ただ、最大何ワットまでに対応しているかはマニュアル等にも表記が無いのでよく分からないというのが残念な所。

使用中・充電中は、本体にある液晶ディスプレイにバッテリー残量が表示されます。

本体の電源を入れてみる

本体側面の電源スイッチをONに切り替えると、LEDが光ります。購入した直後は色温度が5500K、50%の明るさとなっています。

部屋を暗くしてみました。明るさが50%でもかなり明るく感じます。

明るさを100%にすると、直視できないくらいに明るくなります。このサイズからこの光量はなかなかのもの。

これは、部屋の電気を消し、カーテンを締めて真っ暗にした状態で、『Aputure AL-MC』の光のみで照らした様子です。

この時の設定は、色温度5500K、明るさは100%となっています。このライト1個でも部屋全体を明るく照らせるほどの光量があるのがわかります。

色温度を「3200K」にしてみた様子です。白熱灯のような温かい色味になります。『Aputure AL-MC』は色温度を3200K〜6500Kまで調整できるので、撮影シーンに合わせた設定が可能です。

操作ダイヤルを長押しするとメニュー表示

前述した通り、本体の操作ダイヤルを長押しすることによって、各種メニューにアクセスが可能です。

HSIメニュー

例としてHSIメニューから色を変更し、赤っぽい色にしてみました。

HUE(色相)、SAT(彩度)、INT(明度)を選ぶことによって好きな色に変更できます。HSIはフォトショップなどのグラフィックソフトを使っている方は馴染み深いと思いますが、そうじゃない場合は直感的に好きな色に調整するのはちょっと難しいような気がしました。

このように操作ダイヤル一つで色んな事が出来るのは凄いですが、いちいちダイヤルを回さなければいけないので、設定が面倒だなと思いました。

本体で調整するよりも、専用アプリがあるので、そちらを使ったほうが分かりやすく、操作しやすいと思います。その為本体で色々と調整するよりはアプリが用意されているので、そちらを使って設定をしていく方がやりやすいと思います。

本体の設置方法は多種多様

『Aputure AL-MC』は多種多様な設置方法に対応しているので、どの撮影シーンでも活躍してくれます。

三脚穴が開いているので、三脚を取り付けて使う方法です。『Aputure AL-MC』自体がコンパクトという事もあり、「ミニ三脚」との相性は良さそうです。

持っているManfrotto『PIXI EVO』を使ってみましたが、安定している上に、持ち運びやすいので設置がしやすく相性は良いと感じました。

背面の磁石を使えば、高い所などにも設置が出来ます。写真では無印良品のスチールシェルフに取り付けています。磁石はかなり強力でガッチリと固定されるので、落ちてしまう心配は無さそうです。

磁力が強力なので、こういった細い棒状の面に対してもしっかりと付いてくれます。自重で落ちることもありませんでした。

反面、かなり磁力が強力なのでカードなど磁気製品を近づけないようにする必要がありそうです。

付属のシリコンラバーディフューザーを使ってみる

『Aputure AL-MC』は数多くの小さいLEDライトで発光する製品です。一般的にLEDライトは指向性が強く、直線的な光なので、無数のLEDで照らされた被写体がには多数の影が見えることがあります。これは「多重影」と呼ばれ、どうしても自然光と比較すると不自然な影に見えます。

多重影の例。直線上の影が何個も見えます。

こういった多重影を緩和してくれるのが、付属している「シリコンラバーディフューザー」です。

その名の通り、シリコンラバーで作られており柔らかい素材で作られています。

当然『Aputure AL-MC』にピッタリ合うように作られており、装着しても液晶ディスプレイや操作部分を隠さないようになっています。

この「シリコンラバーディフューザー」を装着する事によって、LEDの直線的な光が拡散し、より柔らかい光となりました。

さっきとおなじ飛行機のオモチャを照らしてみた様子です。先程のように「多重影」になっておらず、より自然な影になっているのが分かります。

専用アプリ「Sidus Link」を使えば、Aputure AL-MCが自由自在

『Aputure AL-MC』は、本体の操作ダイヤルだけでも各種メニューにアクセスでき、色や明るさなどを変更できますが、正直使い勝手としてはイマイチです。

そこで便利なのが専用アプリ「Sidus Link」。こちらはAputure製の照明をスマートフォンやタブレットからコントロールできるアプリで『Aputure AL-MC』も、もちろん対応しています。

「Sidus Link」のダウンロードは以下から可能です。

注意点としては、使うためにはメールアドレスでアカウント登録する必要があるという点です。また、日本語化されてはいるものの、全体的にちょっと説明が不十分で、最初のセットアップが分かりづらいと感じました。

あまり使い方について解説しているブログなども無いため、何とか試行錯誤して使えるようになったという状態です。今後、アカウント登録から実際の使い方までをまとめて記事にしようかなと考えています。

※7/27追記
「Sidus Link」アプリの初期設定と、基本的な使い方をまとめた記事を公開しましたので、よろしければご覧ください。

Sidus Linkで色を簡単に変更可能

アプリは最初のセットアップは面倒ですが、それさえ済んでしまえば操作自体は簡単です。

光量や色温度などをアプリのスライダーから簡単に調整できます。

色温度をアプリから変更した様子。スライダーを動かしても良いですし、その下に「3200K」「4000K」といったプリセットボタンがあるので、そちらをタップする事でも切り替えが可能。

色の変更もアプリなら簡単に可能。『Aputure AL-MC』本体だとHUEなど数字でしか分からなかったものも、アプリなら色相環が表示されているので、直感的に選ぶことができます。

やはり『Aputure AL-MC』は、「Sidus Link」を使ってこそ、本領を発揮するので、使いこなすのにアプリは必須と言えそうです。

Youtuberの背景っぽくしてみる

PCやガジェット紹介系Youtuberがやってそうな、バックに色を付ける感じにしてみました。『Aputure AL-MC』を使えばこんなのも簡単。

色を自由に変更して、雰囲気を変えてみたりできます。

なお、これは『Aputure AL-MC』を1台だけ使って照らしていますが、「Sidus Link」を使うことによって、複数台を同時に制御できるので、右側にもう1台増やしてみても面白いかもしれません。

ちなみに、照明はこのように立て掛けています。本体が小型なので、色んな場所に置くことが出来ます。様々な撮影シーンで活躍してくれそうです。

Aputure AL-MC付属のキャリングケース

『Aputure AL-MC』には、専用のキャリングケースが付属してきます。色々な場所に持ち運ぶ際にはこのキャリングケースに入れておけば安全。

シリコンラバーディフューザーを付けた状態でも、そのままスッポリと収まります。

キャリングケース背面にはカラビナが付いているので、バッグなどに引っ掛けて持ち運ぶ際に便利。

Aputure AL-MCのまとめ

  • Aputure AL-MCの良い点
  • ・必要十分な光量があり、写真撮影・ビデオ撮影など、様々なシーンで活躍してくれる
  • ・アプリを使って色調整が手軽に行える
  • ・小型、軽量なのでどこでも持ち運べる
  • ・バッテリー内蔵で、USB-Cを使った高速充電やワイヤレス充電が可能
  • Aputure AL-MCのイマイチな点
  • ・専用アプリ「Sidus Link」を使うにはアカウント登録が必要
  • ・アプリのセットアップ方法が分かりにくい

『Aputure AL-MC』は、小型ながら十分な光量をもったLEDライトです。アプリを使えばワンタッチで明るさや色温度などを調整できるので、写真撮影からビデオ撮影まで様々なシーンで活躍してくれます。

軽量なので持ち運びやすく、背面には強力なマグネットを備えているので、様々な場所に気軽に設置できるのも魅力。

小型LEDライトの中にはもっと安価なものもありますが、色温度と明るさのみしか変更できないものや、背面にマグネットが無いなど機能が劣るものがほとんど。『Aputure AL-MC』は全てを兼ね揃えた完成度が高いLEDライトになっています。

アプリを使わないと本領が発揮できない点や、アプリが分かりづらいなどの難点はありますが、ちょっとした小型のライトを探している方には非常にオススメのLEDライトです。

この記事を書いた人
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ぶっち

デジタルガジェットとパソコンとオシャレな家電が大好きなフリーランスWEBクリエイターです。普段は『MONOCHROME DESIGN』という屋号で、WordPressを使ったウェブサイト制作を行っています。