iPhone12シリーズからはパッケージ内に電源アダプタが付属しないようになったので、別途電源アダプタを用意する必要があります。昔からiPhoneを使っている方なら1個や2個くらいApple純正の電源アダプタがあるかもしれませんが、最近のiPhoneが対応している高速充電には非対応です。
そこで、iPhoneをフルスピードで充電できるUSB電源アダプタ『Anker PowerPort III Nano 20W』を購入しました。
この製品は、
- iPhoneをフルスピードで充電できる最大20Wまでの出力が可能
- 世界最小・最軽量で非常にコンパクト
- PSE認証済みで安心
といった特徴があります。実際に使ってみた様子などを詳しくレビューします。
目次
Anker PowerPort III Nano 20Wとは
モバイルバッテリーやUSB急速充電器などを数多く販売する「Anker(アンカー)」が販売している、USB電源アダプタです。
最大の特徴は、USB PDに対応し最大20Wの高出力が可能なのに、世界最小・最軽量を実現している点。
昔のiPhoneに付属していた『Apple 5W USB電源アダプタ』と比較して、最大3倍速く充電できます。
Anker PowerPort III Nano 20Wのスペックや外観など
Anker PowerPort III Nano 20W | |
---|---|
型番 | A2633N23 (ホワイト) |
入力 | 100-240V 50/60Hz |
出力 | 5V=3A / 9V=2.22A |
最大出力 | 20W |
USBポート | USB PD対応 USB-C 1ポート |
テクノロジー | PowerIQ 3.0 (Gen2) |
サイズ | 約45×27×27mm(プラグ部分含む) |
重量 | 約30g |
USB Power Delivery、Quick Chargeと高い互換性を持つ、Anker独自のPowerIQによって、接続されているデバイスに応じて最適な充電規格で充電してくれます。
パッケージ


パッケージはAnkerお馴染みの水色を基調としたもの。
なお、僕はAmazonで購入したのですが、最近Ankerのパッケージデザインが変更になりもっと青っぽく、説明が豊富なパッケージに変わっているようです。僕に届いたものはパッケージデザイン変更前の在庫って事ですねw
最近ではセブンイレブンでもAnker製品が販売されるようになったので、コンビニ店頭だと新しいパッケージの製品が手に入るのではないかと思います。
付属品

本体以外には、簡易的なマニュアルが付属しているのみでした。
本体
『Anker PowerPort III Nano 20W』本体を見ていきます。

本体は非常にコンパクト。約45×27×27mmというサイズで、500円玉とほぼ同じ大きさです。
本体表面の質感は、マットな質感で落ち着いた印象。

実際に500円玉と比較してみた様子です。プラグ部分はさておき、本体のみのサイズで言うと本当に500円玉と同じくらいです。このサイズ感であれば、持ち運ぶ際にも便利。

USBポートはUSB-Cが1ポートのみ。USB PDに対応しているので、対応するスマートフォンやタブレットを持っているのであれば、最大20Wの高速充電が可能です。
こちらのUSBポート部分だけ質感が異なり、光沢のあるツルっとしたものになっています。理由はよく分かりませんが、デザイン的なアクセントという事なのでしょうか。

本体側面にはAnkerのロゴが。色はグレーなので落ち着いた印象はありますが、ロゴのサイズが大きめで結構目立ちます。
個人的にはあまりロゴは主張して欲しくないので、もう少し小さい方が良かったなと感じました。

プラグ部分には、各種仕様やPSEマークなどがあります。
なお、残念ながらプラグを折り畳む事は出来ません。折り畳む仕様にすると本体サイズが大きくなってしまう為、仕方のない事かもしれませんが、持ち運んで使う際にはプラグを折り畳める方が確実に使い勝手が良いので、今後に期待ですね。

本体重量は、実測で30.8g。非常に軽いです。単三電池1本程度の軽さとなっています。
Anker PowerPort III Nano 20WとApple 5W USB電源アダプタとの比較
それでは、購入した『Anker PowerPort III Nano 20W』と、昔のiPhoneに付属してきた『Apple 5W USB電源アダプタ』とのサイズ比較をしてみます。

- 写真左:Anker PowerPort III Nano 20W
- 写真右:Apple 5W USB電源アダプタ
となっています。
両者を比較しても、大きさはほぼ一緒だと言うことが分かります。

- 写真下:Anker PowerPort III Nano 20W
- 写真上:Apple 5W USB電源アダプタ
プラグ部分を含めても大きさはほぼ一緒。むしろ『Anker PowerPort III Nano 20W』の方が若干コンパクトにも見えます。
これだけのサイズで、出力は3倍以上の最大20Wにまで対応している事から『Anker PowerPort III Nano 20W』がいかに優れているかが分かります。

USBポートは、
- 写真左:Anker PowerPort III Nano 20W – USB PD対応USB-C 1ポート
- 写真右:Apple 5W USB電源アダプタ – USB-A 1ポート
となっています。どちらとも1ポートですが『Anker PowerPort III Nano 20W』はUSB PD対応のUSB-Cポートなのが特徴です。
スマートフォンやタブレットを始め、ノートパソコンでもUSB-Cを採用する製品が増えてきているので、今後の事を考えたらUSB-CのUSB電源アダプタの需要はますます高まるばかり。
『Anker PowerPort III Nano 20W』はそんなニーズに答えてくれる製品となっています。
Anker PowerPort III Nano 20Wの給電能力
USB-C to Lightningケーブルを使って、iPhone12 miniを充電してみました。
約30分の充電で、バッテリー残量が25%→74%まで充電できました。
十分に高速充電出来ている気がします。
12インチMacBookを充電してみると気になる結果が
『Anker PowerPort III Nano 20W』を使って、持っている12インチMacBookを充電してみるとちょっと気になる結果が出ました。
Anker PowerPort III Nano 20Wで充電した場合

Macでは「システムレポート」で、繋がっている電源アダプターの情報を見ることが出来ますが、『Anker PowerPort III Nano 20W』を使って充電した際には、ワット数が15Wと表示されます。
最大20Wまでの出力が可能ですが、出力が足りていないのか、PowerIQが最大15Wのデバイスだと認識しているのか分かりませんが、ちょっと気になります。
なお、僕が普段12インチMacBookを充電する時には30Wまで出力が可能な『Anker PowerPort Atom PD 1』を使っていますが、そちらを使った場合はちゃんと表記通りの30Wで充電出来ています。
Anker PowerPort Atom PD 1でMacBookを充電した場合

そもそも12インチMacBookは30Wの電源アダプタが必要なため、『Anker PowerPort III Nano 20W』で充電することは無いのですが、もしこのアダプタでMacBookを充電する際には注意が必要かもしれません。
Anker PowerPort III Nano 20Wのまとめ

- Anker PowerPort III Nano 20Wの良い点
- ・20Wを出力できるUSB電源アダプタとしては本当にコンパクト
- ・Ankerならではの24ヶ月保証で安心
- Anker PowerPort III Nano 20Wのイマイチな点
- ・12インチMacBookで15Wと認識されている
- ・Ankerのロゴがちょっと目立つ
- ・プラグが折り畳めない
『Anker PowerPort III Nano 20W』は、USB PD対応で最大20Wの高出力が出来る優れたUSB電源アダプタです。
世界最小・最軽量というだけあって、500円玉と同じ大きさで、重量も約30gしかないので持ち運びやすく、家でも外でも大活躍してくれそうです。
最近のスマートフォンやタブレットは急速充電できるものが多く、これからもどんどん増えていく事から、これからのUSB電源アダプタの新定番となってきそうです。
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